愛とは違うもの?「オセロ症候群」とは?恐怖を感じる理由&パートナーとうまく行く方法
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すっごくヤキモチ妬きな人って必ずいますし、自分自身も「恋人が異性と話しているだけでいてもたってもいられない!と思う人もいるでしょう。

単純に嫉妬深いというだけなら問題はありませんが、実はあまりにも過度な嫉妬心は「オセロ症候群」と呼ばれる妄想性障害かもしれないんです。

障害、と言われると病気?と思うでしょうが、そうではなくて「病的なまでに嫉妬心を煽る感情」のことを意味しています。

自分がオセロ症候群なら治すことはできないの?と不安に感じてしまうことでしょう。

今回は「オセロ症候群」とは何か、パートナーとうまく行く方法をお伝えします。

目次

「オセロ症候群」とは何?その特徴

自分の友達でも異性がパートナーと話していると苛立ってしまう

その特徴1一般的に、自分の友達と恋人が仲良くしてくれるのであれば、そんなに嬉しいことはありません。

みんなで楽しく遊びに行くこともできるからです。

ヤキモチ妬きな人でも他の異性ならともかく自分の友達のことは信用をしているから、恋人と合わせることに対してもそこまで気にはなりません。

逆に信用できない人と彼氏は会わせないので。

一方で、オセロ症候群の人は例えどんな相手だろうと、とにかく異性が自分の恋人のそばにいることが許せず怒り始めます。

ちょっと友達と笑って話をすると「誘ってるんでしょ」「可愛い子だから気になった?」など、彼氏からすれば「どうしてそんなこと言い出すの?」とびっくりするような突飛な話でも真剣に話すのです。

なぜなら、オセロ症候群の人にとって目の前に起きている出来事は全て事実であり、自分の考えも事実なんだと思うせいだといえます。

このような考えに支配されると、もう後は苛立ちと怒りに気持ちを震わせるに終始するだけになるので、相手を苦しめてしまいます。

彼氏だけじゃなくて、友達にも嫌味を言ってくる人もいるので、そうなると恋愛だけじゃなくて友人関係も悪化させていくことが特徴です。

芸能人を褒めることすら許さない

その特徴2一般的に好きな芸能人って異性だったりします。

思春期から好きだったアイドル、俳優や女優など、同性で好きな人もいれば異性で好きな人もいるものです。

今まで全く芸能人に興味がなかった人でも何かしら「この人可愛いな」「この人かっこいいな」と思うことくらいはあったといえます。

中には本気で「この人とは運命で繋がっている!」と思う人もいますが、基本的には当然現実と夢の違いを理解しています。

オセロ症候群の人は、このような現実と夢の境目がわからないことが多く、好きな芸能人の画像を持っているだけでも「本気で好きなんじゃ?」と疑います。

会えるわけでもありませんし、会えたとしても完全に管理された状態で握手できる程度の話なので、何も嫉妬する必要のないことなのに怒り狂うのです。

そのほかにも、単純にテレビに出ている人のことを「可愛いね」とか「スタイルいい」とかいうだけでも「どうせ私はスタイルよくないから」などと怒り始める人が多いです。

「芸能人だよ?」と言っても、結局オセロ症候群の人からすれば「異性としてみるならもう浮気!」という思考回路に進みます。

通常の恋愛でもヤキモチを妬くことはありますが、ちょっと度を越した感覚になるのが特徴的だと思ってください。

恋人が携帯電話を見ているだけで「浮気してる」と思い込む

その特徴3携帯電話を持っていると、例えば「今何時かな?」「今日の天気」など、誰かと連絡を取り合っていなかったとしてもふと見ることは当然あります。

特に変わった話でもありませんが、オセロ症候群の人の場合は「浮気してるのかな?」「他の誰かと連絡してるんだ!」「内緒のことしてる!」と急速に不安感が発生して、相手が席を外している時に携帯を見ようとしてくる人が多いです。

中には即刻「ねえ、何してるの」「携帯見ないでよ」と怒り心頭になる人もいて、ケンカの発端になりかねません。

基本的に相手の行動全てを疑うのがオセロ症候群の特徴なので、ちょとでも自分をみな蹴ればその行為はすでに「疑わしい行動」に該当します。

本来ならなんでもないこと、そこまで疑う必要のないことでもあれやこれやと嫌な気持ちになって疑ってしまうのが大きな特徴だと思ってください。

かと言って、全然携帯電話を見ないというのもなんだか怪しい…普通ならみるはずなのに…とそれはそれで疑ってしまいます。

自分でもどうしてこんなことになるのか、気持ちの整理がつかずに相手にも戸惑いを与えるのです。

ふっと「捨てられてしまう」という不安感に襲われる

その特徴4オセロ症候群の人は、みんな心のどこかで「今日明日、恋人に捨てられてしまうのでは、消えてしまうので」と不安に駆られてしまっています。

冷たくされている、連絡が来ないなど、何かしら理由があるのなら別ですが、関係性は良好で何も疑わしいことや不安要素がなかったとしても、混乱するものです。

感覚には2パターンがあり、自分でも「どうしてこんな風に辛いんだろうか?」「疑っちゃうんだろう?」って思っちゃう人、自分の中ではそういった疑いは全て正解なんだ!と思う人とあります。

どちらの感覚にせよ、辛いと思っていますし、自分の感情が制御できないことに対して苦しんでいます。

誰だって、もしも…を考えてしまえば何も手がつかなくなってしまったり、外出するのだって嫌だ!と思うような人もいるくらいです。

通常では、そんなありもしないことに混乱していても仕方がないと思って、妄想はしなくなる人がほとんどだといえます。

しかし、オセロ症候群の場合はいま自分が抱えている苦しさ、不安感が妄想なのか現実なのかの境目がわからなくなっている状態なので、いつまでも苦しみのループから離れることができません。

常に恋人の粗探しをして疑う

その特徴4本来なら好きな人のことは全て好意的に考えるものですし、他者から「あんな人やめておきなよ」って言われたとしても、誰よりも恋人を信じている人がほとんどです。

しかし、オセロ症候群の人は真逆です。

好きで好きでたまらない人ほど、心が煮えたぎり、信頼できません。

好きだからこそ「裏切られるのかもしれない」と不安が勝っていき、そういった焦燥感を埋めるために必死で恋人の粗探しをするようになります。

粗探しをしたところで、本当に何もしていない場合は粗も見つかりません。

そこで、ホッと一安心するのではなくて「なんでないの!?」「あるのに消してるよね?」と疑いが進展してしまいます。

粗があってもなくてもイライラして、疑う気持ちがどんどん加速していって、毎回毎回恋人のスマホを覗き見たり、何度も何度もLINEを送るなどして相手の行動を把握しようとするのです。

このように、むやみに粗探しすることで自分の気持ちを煽っていることに気づけないのがオセロ症候群の特徴だといえます。

LINEやSNSでの連絡を強要して拒否されると怒り狂う

その特徴5オセロ症候群は、基本的に妄想性障害と呼ばれている「ないものに対して怯える」「ありもしない事実を本当だと思い込む」状態を指しています。

そのため、例えばLINEや電話に出ない、SNSは更新しているのに連絡がない、ログイン情報があるなど自分とのやり取りよりも他のを優先した時は顕著にその傾向が現れるのです。

当然、恋人だって仕事をしているでしょうし、息抜き程度にSNSを更新しているだけかもしれません。

恋人とのやりとりは適当にしちゃいけないって思う人がほとんどなので、SNSと恋人との連絡は全然別物として思っている人が多いです。

一方で、オセロ症候群の人は少しの時間でも連絡が取れないと「浮気してる!」「他の人と会ってるんだ!」と思い込んで、怒り出します。

最初は穏やかだった連絡の文章も段々と乱暴な言葉遣いになってくるなど、異様さが出てくる人がほとんどです。

浮気?と単純に不安になるだけではなくて、本気で「浮気してるんだ」と思い込んで、どんどん恋人を追い詰めるようになります。

その後「ごめんね、仕事だった」など、きちんと恋人が理由を教えてくれたとしても「嘘つき!」騙そうとしてるんだ、と考えて全く納得せずに怒ったままです。

オセロ症候群の特徴としては、恋人と話し合いを重ねてもなかなかモヤモヤが晴れないことです。

どれだけ恋人が優しくしてくれても「嘘ついてるから優しいんだ」と素直に気持ちを受け取ることはありません。

常に連絡をしてくることを恋人に要求し、少しでも否定的な言葉が出てきたら最後、怒り出して、そのまま猜疑心に体が支配されていきます。

時には相手や自分を傷つける可能性がある

その特徴5オセロ症候群の人の中には、非常に自己肯定感が低いから相手を信頼できずに疑い続けているという人も一定数います。

そのため、自分がどれだけ嫉妬しようとも恋人を繋ぎ止めておこうとしても、全然無駄なことなのだと思う可能性が高いです。

「こんなに辛い気持ちを誰もわかってくれない」「好きなのに相手をしてもらえない」そんな風にフラストレーションを溜めて行って、心が辛い状態になるとだんだんと「自分なんかいなくていいんだ」と思うようになります。

そう感じると必然的に恋人とケンカをするごとに自分のことを傷つけてみたり、心配されるような言動を繰り返すのです。

例えば一度「もう生きてても仕方がない」とか「さよなら」って言ったときに、恋人が必死にあなたのことを探して、慰めて、あなたのことを心配して泣いてくれたとします。

そこで初めて「自分はいて良い存在なのだ」という自己肯定感を得ることができます。

自己肯定感を得られる瞬間が忘れられなくて、何度も何度も同じことを繰り返し、都度相手を混乱させるようなことを言って、心配してもらうようになるのです。

しかし、大人同士なのでそう何回も同じ手にはハマりません。

徐々に「どうしてそういうこと言うの?」と言われるようになります。

その際にはまた「結局拒否されるんだ!」と心が病んでいくのです。

さらに、自分を傷つけることはもう相手にとって痛くも痒くもないということがわかっているため、今度は恋人を傷つけるようになります。

自己肯定感を下げるような言い方をしたり、人格を否定するなど相手が落ち込んで心が苦しくなっているところに、自分に依存するよう仕向けることが特徴的です。

ただ、ここまでくると最終的にはお互いの精神が破壊されかねないので、破局するカップルが多くいます。

当てはまったら要注意!オセロ症候群の兆候

恋人が仕事をしている時も「異性と仲良くしてるのでは?」と不安

オセロ症候群の兆候1昔は嫉妬しなかった、という人もふとしたことをきっかけに加速度的にオセロ症候群になる人もいます。

わかりやすい兆候としては、今まで考えもしなかった「職場に異性がいるかも」と思い始めた少しの疑念が、あっという間にジェラシーを引き起こし、相手が仕事中でもなんでもお構いなしに「誰といるの?」「本当に仕事してるの?」「職場の女性と仲良くしないで」と何度も連絡するようになるのです。

付き合ったときはなんともなかったはずなのに、急に変化が起きて相手も戸惑ってしまうくらいですが、自分としては「何もおかしなことはない」「職場に異性がいれば自分よりも長い時間を過ごしている」など、いろんな理由をくっつけて「許せない!」って思います。

仕事をしているだけなのに、どうしてそんなに怒られなくてはいけない?と嫌な思いをさせてしまっているのですが、相手の気持ちには全然気づくことがなく怒り続けているのです。

通常、仕事をしているときは異性同性考えることはなく集中して働くものですが、その点を理解していながらも嫌な気持ちになって、1人でモヤモヤイライラしているんです。

SNSを執拗にチェックしコメントやイイネしてきた人を確認する

オセロ症候群の兆候2恋愛をしていると、誰だって「前の恋人ってどんな人だろう?」と思うことは一度や二度はあります。

そこで、恋人のSNSを遡ってみたり、元恋人の話を聞きだして見るなどはよくあることでしょう。

しかし、オセロ症候群の場合はそういった疑心暗鬼な気持ちが非常に強くて、彼氏・彼女のSNSは全て見つけて過去の分は全て見る、最新の投稿はイイネがどんな人から来ているのか、コメントは?などあらゆる視点で追い続けるのです。

過去のやりとりだったとしても前の恋人といちゃつく内容のものを見つけると、イライラして即刻削除するように相手に求めますし、過去の恋愛と自分を比べては苦しんでいます。

イイネやコメントをしてきた人たちを全員しらみ潰しに確認し、仲が良さそうなのであれば攻撃的なことをする場合もあります。

単純に趣味があって話が合うから、仲良くしている友達ってだけなのに異性だから浮気、自分と話をしているより楽しそうでムカつく!と関係ない人にまで八つ当たりのように攻撃をすることが特徴的です。

感覚としては、遠巻きに自分も知り合いになることによって、相手が浮気しにくい状況を作りたいという浅はかな考えも働いています。

ある程度の嫉妬や独占欲は恋愛をしていれば、誰にだって起こり得ることですが、ここまでの束縛や暴走する妄想は自分自身の人生を壊す可能性だって秘めているのです。

理不尽に束縛することを「愛」で正当化してる

オセロ症候群の兆候3ほとんどの場合は、恋人は何も悪くないのに意味不明な嫉妬心を爆発させてしまいます。

一般的には「こんなこと言ったら相手に悪いかな?」「自分が好きになった人を信じよう」と思うものですが、全然恋人のことを信頼できないオセロ症候群は、とにかく束縛するのは相手が悪いからだ!と思い込んでいるのです。

「自分を不安にさせるから」「変な行動するから」など、全ての責任は向こうにあって、自分は何も悪くないと思っています。

相手の行動を全て把握し、過度な人なら勝手にGPSをつけるような人も中にはいます。

職場でも交友関係でも異性がいるだけでも「浮気」とみなし、執拗に追いかけ回すのです。

束縛している時はすごく真剣な気持ちで行っているので、全く自分がおかしなことだったり「ちょっと行き過ぎているのかも…」ということもわからなくなります。

しかしふとした瞬間に「あれ、なんでここまで執着してるんだっけ?」と自分の行動に疑問を持ち、怖くなることも多いです。

そういった気持ちを持ち続けることができれば良いのですが、恋人がまた自分の目の前からいない時は何をしているのか、SNSは更新していないかLINEで現状報告してくれるのかを監視してしまいます。

こうした行為は全て「愛」ゆえだからこそなので、自分は何も悪いことはしておらず、逆に苦しんでいるのは自分の方だと思い込んでいるのです。

特徴的なのが、一瞬の嫉妬心だけではなくてそういった感覚がいつまでも長期間続くことなので、お互いが苦しみます。

パートナーを傷つけたくない。オセロ症候群を治す方法

思い切ってSNSを全てやめる

オセロ症候群を治す方法1イライラするのは、腹立たしくなる要素を見つけてしまうからです。

相手が自分の知らない側面をもっていること、知らない誰かとかかわっていることがとにかく嫌だといえます。

多いのは、最近でいえばSNSを随時チェックして、どんな人とかかわりあっているのか、どんな人とSNS上で仲が良いのかなどを把握することで結果的に疑心暗鬼になって「もしかしてこの中の誰かと浮気しているのでは?」と考えてしまうのです。

SNS上でのつながりと、恋人としてのあなたとのつながりは天と地ほどの違いがあるというにもかかわらず、どうしても嫌なんです。

例えば、自分はあまり興味がなくて知らなかった恋人の趣味と同じ趣向をもっている人がSNS上で会話を繰り広げていると、自分が入り込むことのできない世界が作り上げられているようで、いたたまれません。

自分の知っている恋人がすべての顔であってほしい、誰にも愛想なんかよくしてほしくない!そんな風に思うことで、どんどん感情が爆発していってしまいます。

通常、趣味と恋愛は別物だと多くの人は理解していますがオセロ症候群の人は気づけません。

自分と恋人との時間がすべてであり、他の誰も割り込むことはできない、しようものなら絶対に許さない!って思っているのです。

ただ、そういった不安や疑念というのはほとんどが単なる思い込みで、実際に浮気をしている等はないといえます。

そんな見えない敵に怯えてイライラしてしまうよりも、思い切ってSNSをやめちゃいましょう。

SNSをやめる、と聞くとよくあるのが「恋人のSNSだけを見ない」という感覚になるものですが、そうなると結局ついつい指が恋人のSNSを追いかけ始めて、また止まらなくなるのです。

そのため、あなた自身もSNSをやめてください。

現代の状況でSNSを何もやっていないって人の方がめずらしくはありますが、それでも自分の感情が抑えきれない!って時はSNSはやめてしまうことです。

不安要素を目に触れさせないことが、気持ちを静める第一歩になるのでやめてみましょう。

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恋人に合わせない!規則正しい生活と食事

オセロ症候群を治す方法2気持ちの波が激しいタイプの人は、恋愛が生活の中心になりがちです。

朝早くから出勤して働く生活スタイルの人でも、恋人が夜型であれば徹夜してでも相手と連絡を取り合ったり、食事の好みや生活スタイル全てにおいて恋人のペースに合わせる人が多くいます。

恋愛をスタートさせたばかりの人は、多少の無理をしてでも相手に合わせるのは基本となっていることが多いですが、オセロ症候群の人はそういった状態が長期的に続くのです。

ずっと自分のことは後回しにして恋人のことばかりを考えているから、余計なことを考えてしまいますし、イライラも募らせていきます。

根底には「自分がこんなに無理をしているのに、どうして心配させるのだろう?」という気持ちが見え隠れしているといえるでしょう。

誰だって自分ばかりが我慢していると思うと嫌な気分になりますし、そういった愛情を上手に理解してくれない異性ってすごくモヤモヤしてしまうのです。

ただ、気持ちはわかりますがそうやって我慢して、相手に合わせようと決めたのは「自分自身」ということを忘れてはいけません。

明日も朝早いけど、恋人とのLINEが楽しいからついつい夜更かしして寝不足になった、夜型だけど相手の生活ペースに合わせて早起きをして睡眠が不規則になった、などがあったとしても自分の意志です。

食事の好みも本当はこういうものが好きだけど、相手が好きじゃないからと我慢することで自分の体調が悪くなる可能性もあります。

あなた自身が我慢することは恋愛をしている上で必要なことではありますが、同時に相手だってあなたのために合わせることは必要です。

お互いが無理をしては関係が長く続けられないですし、我慢ばかりをしていても続きません。

大事なことは、自分のペースを崩さずに恋を両立させることです。

規則正しい生活と食事は自分を心身ともに健康にしてくれますし、恋人も同じように規則正しい生活ができるようにアドバイスしてあげれば、2人そろって健全な生活ができます。

生活の乱れは内なるストレスを引き起こし、オセロ症候群を悪化させる可能性もあるので、まずは十分な睡眠と栄養のある食事をとり、相手にばかり合わせないようにしてみましょう。

相手に「辛い?」と聞いてみる

オセロ症候群を治す方法3感情的になって、相手を縛りつける状況になっているとき、どうしても相手の気持ちを考えるという基本的なことができなくなります。

本当に好きだからこそ、不安になってしまう、嫉妬する、苦しいと思っていることでしょう。

一方で、少しでも相手の気持ちを考えたことがあるのか、と少し立ち止まって考えてみてください。

自分がされて嫌なことは相手にしないと幼い頃に言われた記憶がある人はたくさんいると思いますが、大人になってからも同じことが言えます。

つまり、あなたが苦しいと思っている状況の中、果たして恋人は楽しいのか?ということです。

束縛をされて、行動を制限されて、している側も辛いでしょうがされている側の気持ちを考えてみることは必要です。

そこで、恋人に「いつも嫉妬しちゃうけど、辛い?」と聞いてみましょう。

「全然大丈夫だよ」と気遣ってくれる場合、「正直きつい」と話してくれる場合、それぞれありますが、間違っても「嘘ついてる」「無理してる」「本当は嫌いなんでしょう?」と責めることはないようにしてください。

結局そうなればもめごとに発展してまた嫌な思いをおたがいがするハメになるので、冷静に話を聞くことを心がけましょう。

相手が素直に話をしてくれたのであれば、感謝の気持ちを伝えることはとっても大事ですし、あなたの気持ちを素直に伝えてみると、恋人は不安感を払拭できるように努力してくれるかもしれません。

何も話すことをせずにただ疑うばかりでは、本当の恋人にはなれないのです。

自分が「オセロ症候群なのでは?」と認めること

オセロ症候群を治す方法4オセロ症候群、という言葉を知っている人はまだまだ少数です。

単純に「やきもち妬きなだけ」「少し感情の振れ幅が大きいだけ」と思うことが多いですが、きちんと自分の行動を振り返ってみると「あれ?ちょっとおかしいかな」ってことに気づけます。

ただ、嫉妬のど真ん中にいると全然自分の感情を振り返ることができないので、友人に話してみたり、他の人の恋愛観を聞いてみましょう。

中にはあなたのことを擁護してくれる人もいるかもしれませんが、オセロ症候群のように激しすぎる感情の波に対して、多くの人が「それはいきすぎなのでは?」と教えてくれるはずです。

例えば恋人から「あなたおかしいよ」と言われてしまうと、結果逆切れモードに入りやすいですが、第三者から「恋人がちょっとかわいそう」「おかしくない?」と言われると、自然と「え?変なの?」と受け入れやすくなります。

そこで初めて、1つ立ち止まって自分を振り返ることができるため、全く相手が疑わしいことをしていないのに疑ってしまった、携帯電話を何度も盗み見ようとしたなど、自分でも「なんでこんなことしてるんだろう?」と思うような行動があった場合、オセロ症候群のことを思い出してみてください。

単なるやきもち妬きの度を越えた状況、妄想と現実の境が分からなくてイライラ状態が継続している、と感じたらオセロ症候群を疑いましょう。

恋をすることによって精神のバランスが崩れているので、自分を知った方がいいです。

どうしても難しい時は専門機関を受診

オセロ症候群を治す方法5自分の状況が少し人とずれている、恋愛は初めてでもないのになんだか今の恋人の場合は嫉妬心で気持ちが苦しい…と悩んだ時、もしかするとオセロ症候群かもしれません。

ただオセロ症候群の疑いが出てきたとしても、すぐに気持ちの整理がつくわけでもありませんし、進行形でイライラしていることだって多いです。

オセロ症候群は、はっきりとした病気とは定義されていませんが、病的に嫉妬心や不安感を自分で煽っている状態を表しているので、専門機関を受診することが望ましいといえます。

すぐに自分の変調に気づける人は少ないため、気づいたときにはもう相手を支配したい気持ちで逆に押しつぶされそうになっている人もたくさんいます。

そういった感情を抱えたまま恋愛していても、全然楽しくないですし、関係も悪くなる一方です。

自分を変えよう!と決めても、一度火が付いた嫉妬心はなかなか消えてはくれません。

自分なりに一生懸命気持ちと向き合っていたとして、恋人に気持ちが伝わるとは限らないからです。

そのため、辛い状況を打破するためにも専門機関を受診して、感情のコントロールができるようにしましょう。

今どんな状態なのかということが明確になれば、あなたも「どうしてこんな気持ちになるのだろう」というモヤモヤ感から解放されます。

なぜ?ありもしないことに恐怖を感じてしまう理由

誰かに愛された記憶がなくみんな自分を捨てる思ってしまう

恐怖を感じてしまう理由1オセロ症候群の人の多くが「恋人に捨てられてしまう」という強迫観念を抱いています。

実際に恋人が自分を捨てようとしたり、別れてほしいなどと言われていることもないのに、なぜか「捨てられる!」と1人でパニックになっている人がほとんどです。

相手から見ると「この人はどうしてこんなに騒ぎ立てているんだろう?」「自分は真剣に好きなのに」と不思議な気持ちになっているのですが、当の本人は真剣に「捨てられてしまうかもしれない」という恐怖に包まれています。

例えば、感情的に嫉妬した後「あんなことを言ってしまったから、もうきっと嫌われた」と恋人の反応を見聞きする前にパニック状態になる、勢いだけはすごくなっているけど、結局後悔して感情がついていかないなどが起きやすいのです。

どうして、こんな感情が沸き起こるのか、実は自分自身では理由を理解していることが多いんです。

なぜなら「愛された記憶がないから怖い」と思っているからだといえます。

両親からの愛情に飢えて育った、友人関係がいつもさみしかった、恋人ができても浮気ばかりされてきた、というような環境で生きていると心のどこかで「誰かを好きいなっても報われない」「すぐに捨てられてしまうんだ」と思っています。

恋人がどれだけ愛してくれたとしても「今だけ」「きっと明日になったら捨てられる…」など、多くの不安感を抱いてしまうのです。

相手のことを見ている、というよりも、過去を思い返して「今までの人はこうだったから」といった意識の中で判断をしているため、恋人を信用できずにずっと苛立ちを感じています。

人間は誰しもが思うようにいかなかったり、本当は信用したいのに全然感情が追い付かない、という状況であれば当然嫌な気分になるものです。

好きな人を信用できないのは本当に辛いことなので、本来はそんな風に疑いたくないって思っています。

過去ばかりを気にして、今の恋人を見てないから不安が押し寄せてくるので、過去を引き離す心の作業が必要だと思いましょう。

常に恋人が自分の目の前にいてくれないと信じることができない

恐怖を感じてしまう理由2オセロ症候群の人は、基本的に「今目の前にあること」しか信じられません。

目の前で発生しているのであれば、まごうことなき事実ですし、隠しようもないので信じられるのですが、自分の前にいない人のことを信用してって言われても、なぜか難しいのです。

性格的な問題の場合もありますし、過去の恋愛でひどく傷ついたからともいえます。

常に恋人が目の前にいてほしい、そばから離れてほしくない、そういった感情を強くもっているからこそ、オセロ症候群になりやすく感情が爆発しやすいのです。

見えないのだから好き勝手嘘をつくことはできる、見えないのだから信じなくても問題はない、自分の不安感を正当化しては相手を責めていく傾向があります。

信用させてほしい、と口では言っていますが、実のところ「何をしてくれたら信用できるのか」については自分自身でもはっきりわからないのです。

どれだけ一緒にいても不安ですし、恋人が仕事に行っていても友達と会っていても不安、といったように常に自分の前にいて、何もせずに自分のことだけを見てくれないとイライラする、といえます。

家庭環境の影響で「1人」になることが怖い

恐怖を感じてしまう理由3家族間の不仲、両親の不和など、家庭環境が与える影響力というのは並大抵のことではありません。

幼い頃に見ていた両親は、大人になった後の自分の異性観に大きな影響を与えます。

例えば、両親の仲が良ければ「ママとパパみたいな家庭がほしい」と思うでしょうし、不仲であれば「恋愛なんてしたくない」と思います。

親としては小さい頃なので特に問題はないだろうと思っていますが、実際幼い頃の両親の仲というのは子供心に大きな傷を作る傾向があるのです。

家庭内がすごく冷え切っていて、会話もない、両親が目も合わせないなど、不仲が目立つ家庭で育つと自分も誰かに愛されることは不可能なのでは?と思って、恋愛してもあまりうまくいかない人が多いです。

好きだと思っているのに、なんだか相手の気持ちを信用できない、長く一緒にいたらきっと飽きられる…など、家庭環境を起因とした異性に対する不安感がどっと押し寄せてくる場合もあります。

通常なら恋人と一緒にいるときは安心して甘えて、離れているときは自分の時間をしっかりしよう!と思うものです。

一方オセロ症候群になる人は、恋愛感情の中で不安感や焦りが占める割合が多く、そばにいても携帯電話を見るだけで心臓が縮み上がる気持ちになり、離れていても自分の時間を削ってでも過去の恋愛や今の交友関係のあら捜しをします。

結局そんな風になったとしても、楽しくないでしょうし、恋人との信頼関係なんか作れるわけもないのに、両親のことを思い出して「あんな風になりたくない!」という気持ちがとても強くなるから、相手を締め上げることで気持ちの均等をはかっているのです。

オセロ症候群でもパートナーとうまく行く方法

素直に自分の気持ちを伝え話し合う

パートナーとうまく行く方法1疑心暗鬼状態のときって、自分の気持ちを相手に素直に伝えることもできませんし、相手の気持ちも素直に受け止めてあげることができません。

しかし、本当に恋人のことを愛していてずっと一緒にいたいなと思っているのであれば、きちんと自分の話をしなくてはいけないです。

オセロ症候群の人は、話をすることによって「相手に嫌われてしまうのではないか」「見捨てられるのでは」という怖さが強く出てしまい、話したほうがいいよな?と思うことでも、なかなか話をすることはできないといえます。

話してみたら少し気持ちが楽になるのに、1人で妄想をぐるぐるさせていることによって混乱し、自分の思いなんて絶対話すことができない!って怖がっています。

そういった恐怖心を払拭させて、恋人に自分の気持ちをゆっくりでいいので、少しずつ話してください。

自分はこんな風に不安感を抱えている、どうしてそう思うのかはわかる・もしくはわからない、本当はこう思っている…などいろんな方向で話をすることによって、今まで「なんで疑うの?」と困惑しかなかった恋人もあなたの気持ちを知ることによって、そうなんだと理解を深めてくれます。

恋人なので、これから先一緒にいるためにも、相手が何を思い、どう感じているのかを知っていることがとても重要です。

相手の話を最初に聞きたいと思うかもしれませんが、向こうの話を聞いているとモヤがかった感情が引き起こされて、しっかりと話を聞くことができなくなる可能性が高いといえます。

そうならないためにも、まずは自分の気持ちを伝え、レスポンスをもらう形の方がスムーズに話し合いを進めることができるでしょう。

オセロ症候群の可能性を伝えでカウンセリングに同行してもらう

パートナーとうまく行く方法2嫉妬心で気持ちが苦しい…という人の中には、自分が「オセロ症候群なのでは?」と思う場合もあります。

そんなときは、恋人にそういった妄想障害の可能性がることを伝えましょう。

最初はほとんどが「考えすぎだよ」と言われてしまいますし、全然信じてもらえないかもしれませんが、あなたの普段の行動を1番見ているのも恋人なのです。

「変だなって思うことあったでしょう?」「すごく悩んでいる」等々、きちんと自分の気持ちを淡々と伝えることで、だんだん相手も「本気?」と信用するようになります。

そこで、ただ「そうかもしれない」で終わるのではなくて、きちんと専門機関に行くことが良いです。

まだまだオセロ症候群は理解されない症状であり、聞いてみてなんとなく理解していたとしても、また同じようなことが起きてしまうことも多いです。

その際に悪気はなくても「病気だ!」と恋人から偏見を受けることもあります。

そんな状況になると、もっと恋人のことを信用できなくなりますし、交際自体を考えることにもつながります。

なので、できるかぎり自分の状況を伝え、カウンセリングについてきてほしいことを恋人に相談してみてください。

1人で受けるもの、というイメージがあるでしょうがカウンセリングに参加してもらうことによって、恋人に当事者意識を与えられて、一緒に解決に向けて前に進んでくれる可能性があるのです。

専門機関によっては「必ず1人」って場合もありますが、多くの場合「家族や恋人と一緒でもOK」となっているので、予約の際に伝えましょう。

なぜ疑ってしまうのか原因を見つけ出す。

パートナーとうまく行く方法3恋人は何もしていないのに、どうして疑うんだろう?何が不満で何がイライラの原因?という部分を探すことも、オセロ症候群の感情を抑える1つの手です。

全ての物事に対して理由と原因はあり、その点がわかると解決方法も理解できるようになるので、パートナーとの関係を良好にしたいのであれば必ず考える必要があります。

原因を理解した先には、すごく嫌な自分を見つけてしまうかもしれませんが、その点も踏まえて自分は自分なのだと堂々としていてください。

オセロ症候群の人はとても自分に自信がないことが多く、自分を卑下して恋人に対してへりくだったことを言ってしまうのです。

理由がわかれば、気持ちが楽になるでしょうし、少し相手との向き合い方も変わる可能性があります。

何事にも、原因と解決は必ず存在しているので、恋人との仲をよくするためにも、自分を知ることはすごく大事です。

辛いオセロ症候群は自分次第で治すことができる

「オセロ症候群」 まとめオセロ症候群、という聞き慣れない症状に悩まされている人はすごく多くいます。

まさか自分が…と思わないで、あらゆる可能性を考慮しながら、自分と向き合ってみましょう。

自分も苦しんでいるかもしれませんが、同じかそれ以上に恋人のことを苦しめている可能性もあるので、良い方向に向かえるよう頑張ってください。

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